デマンド監視
リアルタイムに変化する使用電力を24時間監視。
電力ピークを監視・削減することで、契約電力を管理し、電気料金のコスト削減に貢献します。
デマンド監視の重要性
高圧受電をしている事業所の電気の基本料金は、契約電力=過去11ヶ月間の最大需用電力(デマンド値)で決まります。
そのため、基本料金を削減するには、1年間で一番電気を使用する30分間の電力使用量を削減する、ピークカットを行う必要があります。
デマンド監視措置は、電力需給用メータの計量パルスから電力を常時監視し、設定した値(管理デマンド値)のオーバを予測し、警報を出すことで契約電力の超過を防ぎます。
また、近年、省エネ法改正やISO環境マネジメント認証取得など、企業の省エネルギーに対する取り組みの重要性は増しています。
省エネルギーの第一歩は、エネルギー使用量の実態把握であり、使用状況を目に見えるデータにする見える化です。
デマンド監視をすることで「見える化」を行うことができ、電気の使用状況・実態を把握・分析し、適切なコスト削減を実施することができます。
最大需要電力(デマンド値)とは
高圧受電の事業所では、電力会社が30分最大需要電力計(デマンド計)が組み込まれた電子式電力量計を取付けて、電気の使用量を計測しています。
30分最大需要電力計は、30分間(毎時ごとの0分~30分、30分~60分の30分間)の電気の使用量を計測し平均使用電力(kW)を算出します。そして1ヶ月の中で最大の値を記憶し、表示します。
30分間の電気の使用量から算出された平均使用電力が30分デマンド値です。
そして、1ヶ月の中で最大の30分デマンド値がその月の最大需要電力(デマンド値)になります。